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地元のためのお酒づくりで楽しい空間を!日本最小クラスの酒蔵代表
宇都宮に近く、鬼怒川が一望できる高台の地区「風見(かざみ)」。
そこには明治初期から日本酒をつくり続けてきた歴史ある酒蔵があります。
今回はその六代目に、まちへの想いを伺いました。
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小嶋 拓(こじま たく)さん
塩谷町出身。小島酒造店六代目代表。
大学を卒業後、新潟県の酒造会社に勤務。
その後栃木県に戻り、家業の日本酒造りに取り組む。趣味はピアノ。
日本最小酒蔵の六代目
蔵元の長男として塩谷町の風見区で生まれ育った小嶋さん。
東京農業大学で醸造を学んだのち、新潟県魚沼市にある緑川酒造で2年間修業を受けました。
25歳のときに塩谷町に戻り、以来18年間、小島酒造のお酒をつくり続けています。
令和元年からは代表を引き継いで、ご両親とともに日本最小クラスの酒蔵を経営されています。
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栃木でしか買えない、栃木でしか飲めない地酒
小嶋さんが仕事で一番大切にしているのが、「地元の人のためにお酒をつくる」ということ。
そう思うようになったきっかけの一つが、新潟での修業時代にありました。
知り合いになったどの職業の人も、「新潟のために」と郷土への愛を口にしているのが印象的だったそうです。
その姿を見て、自分も栃木に戻ったときにお酒づくりを通して何ができるかを考える日々だったといいます。
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近年は、新型コロナウイルスの流行により生産調整を余儀なくされ、一時期は海外への輸出を検討する話もありました。
しかし、酒蔵は地域に育ててもらっているという想いから、地元の人に愛されるお酒をつくることを改めて決意しました。
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「かんなび」で楽しい空間づくり
今年7月から小島酒造の人気銘柄「かんなびの里」の公式インスタグラムを開設し、「栃木県塩谷町から贈る最高の食中酒」として発信を始めました。
また「かんなびナイト」と称して、かんなびが好きな人を集めた異業種交流会も行っています。
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塩谷町には世代を超えた仲間がいると話す小嶋さん。
お酒をつくって売りながら、様々な方とお話ができることにやりがいを感じているといいます。
「今後も楽しい空間づくりや出会いづくりをしていきたい。
日々の一つ一つの活動を大切にすることが塩谷町や栃木県のため、そして、そこで暮らしている人のためになると思う」
地元への想いを力強く語ってくれた六代目代表は、お酒づくりだけでなく、その先にいる人たちともつながりを深めていました。
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(2023年7月19日取材 地域おこし協力隊 小松原 啓加)
【広報しおや9月号掲載】