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多世代が元気で暮らしやすいまちに!生活支援コーディネーター
地域の人の暮らしを支える
「生活支援コーディネーター」と呼ばれる存在をご存知でしょうか?
塩谷町でその役割を務める小原澤さんと手塚さんは、「さよちゃん」「いくちゃん」の愛称で多くの人に親しまれながら日々活動しています。
今回は、お二人が生活支援コーディネーターになった経緯と、地域に根ざした活動の内容に迫ります。
小原澤 佐代子(こはらざわ さよこ)
日光市出身、塩谷町在住。
2022年11月より塩谷町の生活支援コーディネーター。
趣味は食べ歩き、道の駅巡り、モノづくり、温泉巡り。
手塚 育子(てつか いくこ)
さくら市出身、塩谷町在住。
2022年11月より塩谷町の生活支援コーディネーター。
趣味は家庭菜園、猫と遊ぶこと。
地域づくりを推進する「SC」
小原澤さんと手塚さんは、塩谷町の福祉課(地域包括支援センター)に所属する生活支援コーディネーターです。
生活支援コーディネーターは別名で「地域支え合い推進員」、通称「SC」と呼ばれており、
高齢になっても暮らしやすい地域にするためのサポート活動を行っています。
日光市(旧今市)出身の小原澤さんは、警察官である旦那さんの異動で、28歳の時に塩谷町へ引っ越してきました。
再度異動により8年で町を離れましたが、地域の皆さんのあたたかさに触れ、将来またここで暮らしたいと思ったようです。
2022年に、家族で塩谷町に移住しました。
「地域への恩返し」の思いがSCになるきっかけだと話します。
手塚さんはさくら市(旧喜連川)で生まれ育ち、結婚を機に塩谷町で暮らし始めました。
実家は農家ではなかったため、田舎での動物に囲まれた生活に憧れていたといいます。
ケアマネジャーとして日光市の老人ホームに勤務していましたが、家族の介護や「塩谷町にいるんだから塩谷町に貢献してください」との知人の言葉に後押しされ、SCに応募しました。
顔がわかる日々の交流
2022年からとして活動しているお二人は、
地域サロンへの顔出しやイベントの参加を通して、
地域の活動や困りごとの把握を行っています。
また、昨年からは移動販売の実施もサポートしています。
「地域の集まりに参加し、
『SCさんが来ると賑やかになって楽しい』と言われると、
この活動を続けてきて良かったと感じます」
と話す小原澤さん。
手塚さんは、道の駅で歩けずに困っていた知り合いの方から声をかけられたことがあり、
「顔がわかるお付き合いをしてきたからこそ、気軽に助けを求められたんだなと、
SCの活動にやりがいを感じています」
と語ります。
まちの元気な応援隊として
塩谷町は交通の便などの理由で、シニア世代の社会参加が少ないそうです。
そのような中でも、地域サロンの活動や小さな支え合いの様子などを、地域包括支援センターのインスタグラムで発信し、推進しています。
「地域の皆さんの声を聞いて、必要なところにつないでいきたい」と小原澤さん。
手塚さんは「何歳になってもお互いが助け合って暮らしやすい町になっていってほしい」と声を弾ませます。
最後にお二人からメッセージをいただきました。
「SCは塩谷町の皆さんの応援隊です。
地域に出向いて活動をしていますので、
『さよちゃん・いくちゃん』と気軽に声をかけてくださいね!」
(8月22日取材 地域おこし協力隊 小松原啓加)