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高原山に見守られながら。しおやまち新春どんど焼き
どんど焼きは、正月飾りやお守りを焼くことで、無病息災や家内安全を祈願する伝統行事です。
この度塩谷町では、多くの方に親しまれていたものを後世へと残し、地域の絆を深めるために、「新春どんど焼き」を開催しました。
町制60周年記念行事としても行われた当イベントの様子を、写真とともにお伝えします。
点火前・神事
令和7年1月25日は、高原山がよく見える晴天でした。
役場西側の田んぼには、竹でできた二つのやぐら。
地域から持ち寄られた正月飾りや御札が中にしまわれています。
9時からの開会式の後、高原山神社の和氣宮司による神事が執り行われました。
一、修祓
一、降神の儀
一、献餞
一、祝詞奏上
一、古札、お飾り、縁起物等 清祓
一、玉串奉奠
一、撤饌
一、昇神の儀
一、直会(神酒拝戴)
火入れ
やぐらへの点火は、実行委員会の皆さまによって松明で行われました。
乾燥した竹は瞬く間に燃え上がり、骨組みが露わになりました。
小さな方のやぐらの火が落ち着いたところで、餅花をあぶることができました。
木の枝に刺した団子をどんど焼きの火で焼いて食べると、1年間無病息災でいられるといわれています。
餅が焼けるのを眺めながら待つ子どもたち。
良い焼き色がつきました。写真をパシャリ。
出店
役場の駐車場エリアには、町内の飲食店など10店舗の出店が並びました。
温かい飲み物や食べ物で、寒い体を温めることができました。
古くからの地域行事であるどんど焼き。
新年に人々が集まる大切な機会でもあります。
青空の下、高原山に見守られながら伝統をつなぎ、交流を深めることができた一日でした。
(1月25日取材 地域おこし協力隊 小松原啓加)