イベントレポート

2025.01.30

  • #地元

高原山に見守られながら。しおやまち新春どんど焼き

どんど焼きは、正月飾りやお守りを焼くことで、無病息災や家内安全を祈願する伝統行事です。

この度塩谷町では、多くの方に親しまれていたものを後世へと残し、地域の絆を深めるために、「新春どんど焼き」を開催しました。

町制60周年記念行事としても行われた当イベントの様子を、写真とともにお伝えします。

点火前・神事

令和7年1月25日は、高原山がよく見える晴天でした。

役場西側の田んぼには、竹でできた二つのやぐら。

地域から持ち寄られた正月飾りや御札が中にしまわれています。

9時からの開会式の後、高原山神社の和氣宮司による神事が執り行われました。

 一、修祓

 一、降神の儀

 一、献餞

 一、祝詞奏上

 一、古札、お飾り、縁起物等 清祓

 一、玉串奉奠

 一、撤饌

 一、昇神の儀

 一、直会(神酒拝戴)

火入れ

やぐらへの点火は、実行委員会の皆さまによって松明で行われました。

乾燥した竹は瞬く間に燃え上がり、骨組みが露わになりました。

 

小さな方のやぐらの火が落ち着いたところで、餅花をあぶることができました。

木の枝に刺した団子をどんど焼きの火で焼いて食べると、1年間無病息災でいられるといわれています。

餅が焼けるのを眺めながら待つ子どもたち。

良い焼き色がつきました。写真をパシャリ。

出店

役場の駐車場エリアには、町内の飲食店など10店舗の出店が並びました。

温かい飲み物や食べ物で、寒い体を温めることができました。

 

古くからの地域行事であるどんど焼き。

新年に人々が集まる大切な機会でもあります。

青空の下、高原山に見守られながら伝統をつなぎ、交流を深めることができた一日でした。

(1月25日取材 地域おこし協力隊 小松原啓加)